スルッとKANSAIの発売終了日

2017年3月31日をもちまして、スルッとKANSAIの発売終了を迎え、最終日の記念として様々なところに買いに行きました。

スルッとKANSAIの歴史は今から25年前の1992年、阪急電車が1989年より乗車券購入や乗り越し精算のときに使用出来た「ラガールカード」が「ラガールスルー」として自動改札機で今のように乗車券として運用始めたのが原点です。1989年の時は自動改札機でそのカードを運用できなかったため、乗車券購入や乗り越し精算のときのみに使用できたそうです(調べた)。

1994年に能勢電鉄の「パストラルスルー」が運用開始されはじめ、これは阪急のラガールスルーと全く同じカードで完全に互換性があったそうです。ここまで来たらのせでんもラガールカードとして発売すればよかったのに…

1996年に大阪市交通局、阪神、北大阪急行が自動改札機を更新し、この5社で「スルッとKANSAI」として発足したそうです。

1999年に近鉄を除く在阪五大私鉄(阪急、阪神、南海、京阪)、2001年に近鉄電車がスルッとKANSAIの運用を始めました。

僕は1997年生まれなので記憶のある時代がスルッとKANSAIの拡大期であったわけで、家からすぐに行ける範囲の私鉄を母親と見に行くときも常にスルッとKANSAIを使っていて、小学校に入ってからもスルッとKANSAIにはかなりお世話になりました。

しかし、2006か2007年頃にPiTaPaカードを使用し始め、それ以降はパッタリとスルッとKANSAIを買わなくなってしまいました。まあこうした人が他にも大勢いるので、スルッとKANSAIの発行枚数がピーク時(2005年)に比べ、1/4まで減少してしまったそうです。

しかしかなりお世話になったスルッとKANSAIにはお礼(?)として、今回は北大阪急行、阪神、大阪モノレール、京阪、近鉄、南海のスルッとKANSAIを買いに行きました。全部で各1000円で合計6000円かかりました。

まずは家にあった阪急「ラガールカード」、大阪市交通局「レインボーカード」です。ラガールカードは様々なデザインで色んな物を購入した記憶があります。レインボーカードはお役所だからなのか、殆どのデザインが路線図でした。今里筋線が開業するまでの分も家のどこかを探したら出てきそうです。背景の色の違いのバリエーションは多少ありましたが、殆どが路線図でした。最近は見なくなった大阪市交通局のマスコットキャラクター「レインボーファミリー」のデザインのスルッとKANSAIが来たら大喜びでした。

続いては最終日に買った分のスルッとKANSAIです。10年ぶりぐらいにスルッとKANSAIを買ったのですが、買う人の減少もあってか各社1デザインぐらいしかありませんでした。

まず最寄りから阪神梅田に行き、阪神電車の「ラクヤンカード」を買いました。

ラクヤンカードは阪神タイガースデザインのものなどもよく買いましたが、路線図という味気ないものでした。

続いて御堂筋線に乗って北大阪急行千里中央駅で「レジオンカード」を買いました。

北大阪急行は上のような北大阪急行の車両のデザインだけでなく他社ではあまりない、そのカードが発売された駅の時刻表を掲載したデザインのスルッとKANSAIなどがあったのがとても印象に残っています。一番購入したスルッとKANSAIは、小学校の頃は千里中央に住んでいたので、この「レジオンカード」か好きな阪急の「ラガールカード」でしょうか。

続いて大阪モノレールの千里中央駅へ。大阪モノレールのスルッとKANSAIは「モノカード」です。

このデザインは昔から変わっていないような気がします。この橋は鳥飼大橋ですね。

幼稚園に入園する前にしばしばモノレールで門真市まで行っていたので、この光景がとても懐かしく感じます。幼稚園に入ってからは万博記念公園駅より東へは行かなくなり、かれこれ15年以上行ってないです。

続いて北大阪急行に戻り、乗車券400円を上のレジオンカードで買っちゃって難波駅に。未使用という価値も100も承知ですが、やはり使わないでおくのはもったいないような気もしたので、券売機にレジオンカードを突っ込んで乗車券を買いました。このような使い方が出来るのは上記の阪急の1989年〜1992年の「乗車券の購入、精算のみ出来る」といった流れからでしょう。

カードで購入すると切符に「カ」というマークが入るようです。

南海なんば駅の3階北改札の券売機で購入しました。

ここの券売機はスルッとKANSAIを販売している、IC未対応で旧式の券売機が3台、残りがICカード対応・スルッとKANSAIの販売がない新型のものでした。今回買いに行った6社の中で、ココだけがタッチパネルではない旧式の券売機で販売していました。南海はお金がないんだなあ…

南海のスルッとKANSAI「コンパスカード」です。ラピートのデザインのものでした。在阪五大私鉄の中で一番馴染みのない会社が南海であったので、家には殆ど南海の「コンパスカード」は無いと思います。

続いて、近鉄電車・阪神電車の大阪難波駅へ。

阪神のラクヤンカードは調達済みだったので、近鉄電車のスルッとKANSAI「スルッとKANSAIカード」を買いに行きました。近鉄は「ラガールカード」や「ラクヤンカード」のような自社ブランドがないそうです(今日知りました)。

近鉄のスルッとKANSAIのデザインがこんな特急用車両のデザインになっていたなんて思いもしませんでした。近鉄のスルッとKANSAIのデザインは奈良公園のシカと伊勢の宇治橋の2つの写真が1枚のカードになったもののデザインばっかりで、2005年に愛知県で行われた万博「愛・地球博」のキャラクター「モリゾーとキッコロ」のデザインが僅かにあった程度でした。

近鉄はスルッとKANSAI参入が2001年と遅く、また近畿の鉄道として唯一JRのプリペードカード「Jスルーカード」にも対応していたなど、ここはJRと仲が良かったためかスルッとKANSAIにはやる気を感じられない会社です(偏見)。また、早くからICOCA定期を近畿の私鉄で導入したなど、やはりJRと仲がいいんでしょう。

余談ですが、びっくりしたこと。ココの駅は同じホームから出ている阪神電車、近鉄電車の切符売り場が違うのです!

まあ近鉄方向は最長で名古屋、阪神は最長で姫路ではなく網干までという超広範囲をカバーしなければならないので、切符売り場を分けざるを得ない(?)気持ちは分かりますが、外国人観光客などに対しては不親切な気がします。大阪に来る外国人はアジア人が多く、特にアジア人は難波を好む傾向にあるので(※個人的見解です)、近鉄と阪神の切符売り場は統一したほうが良いんじゃないかなと思いました。

上が阪神、下が近鉄の券売機です。横に並んでいるのに機種が違いました。駅の管理は近鉄が行っている大阪難波駅ですが、この券売機は近鉄と阪神がそれぞれ設置しているものだと思います。

余談ですが、上の写真は近鉄の改札で、この写真の右側にひっそりと地下鉄千日前線の改札があります。

これどう見ても改札一つ撤去したよなあ…下のシール一つズレてるのおかしいし…これぐらい修正しないんですかね…

 

御堂筋線に戻り、次は京阪の淀屋橋駅を目指します。

今回も先程のレジオンカードで購入しました。

大阪市営地下鉄は梅田〜難波がギリギリ2区である運賃(設定を意図的にしているのかどうかはわかりませんが)なので、難波から1区運賃で行ける唯一の京阪の駅、淀屋橋駅へ。大阪市営地下鉄の屋台骨は御堂筋線で、梅田と難波という2大ターミナルを考えていない訳がないんじゃないかな…

心斎橋駅のホームドアで気づいたこと一つ。

心斎橋駅には飛び込み自殺を回避できる訳でもないただ遅延発生源で金食い虫でしかない害悪なホームドアが設置されていますが、これは車掌が操作しているようです。このスイッチで開けたり閉めたりしているようです。

淀屋橋駅に到着。

淀屋橋駅ののホーム端が改修されていました。ホームは従来のものなのにホーム端だけが新しく改修されていました。これはホームドアの気配…やめてくれ…

ココの駅のサインも新しいものになっています。

さて余談がかなり長くなってしまいましたが、京阪淀屋橋駅で京阪のスルッとKANSAI「Kカード」を購入しました。

京阪のスルッとKANSAIは特に特徴もなく、昔から鉄道車両を中心としたデザインになっていました。

ただ淀屋橋ですぐ戻ってもあんまりおもしろくないので、ほんの少し淀屋橋の地上で散歩しました。

橋としての淀屋橋からの眺め。左が中之島側、右が本町方向です。中央にはOMMビル(京阪本社が入居する)がすぐ見えるほど天満橋が近いんですね。僕も今日初めて発見しました。

大阪市役所。やはり大きいなあ…

在阪五大私鉄+北大阪急行、大阪モノレールのスルッとKANSAIが揃ったので帰宅することに。のせでんや山陽電車のスルッとKANSAIも欲しいと思いましたが、キリがないのでここで打ち切りました。梅田・東梅田経由で帰るのも面白くないので、大阪市営地下鉄の規約で認められている「大回り乗車」をして帰ることに。

経路としては、淀屋橋→本町→堺筋本町→南森町という全然大回りでも何でもないですね、ハイ。

またも1区180円の乗車券をレジオンカードで購入。

まずは御堂筋線で淀屋橋→本町。来たのは北大阪急行8000系ポールスターの、8007Fでした。

そして中央線で本町→堺筋本町。来たのは近鉄7020系の7021Fでした。

僕としては大阪市交の20系(10系に似たやつ)に乗りたかったのですが、にわか鉄なので待つ体力がないのでこれで帰りました。

堺筋本町駅で反対方向を見ると、20系2602Fがいるではないか!

2601Fが3年前に廃車となっても未だにバリバリですがいつ無くなるか心配はありますね…

結局堺筋本町から南森町へは大人しく帰りました。

家出た時は阪神、大阪モノレール、北大阪急行のカード3枚で済ませるつもりだったんですが、道中で気が変わって結局6枚6000円も買ってしまいました。スルッとKANSAIに愛着があったので、どうしても欲しくなって買いました。

時代の流れには逆らえないもので、スルッとKANSAIが廃止になった理由がICカードの普及によるお役御免であり、私もPiTaPaを使用し始めてから全くスルッとKANSAIを使わなくなった1人ですが、やはり寂しいです。

2011年6月1日から京阪で、2012年12月1日から近鉄でICOCAの販売が始まった(PiTaPa使いすぎて今日まで発売されているの知らなかった)、2017年4月1日からは南海、泉北、大阪市交通局、京都市交通局、神戸市交通局、山陽電車、神戸電鉄、大阪モノレール、神戸新交通、北神急行、山陽バスでICOCA(山陽バスを除く)で発売開始されるなど、ICOCAが関西唯一のICカードとなっています。

これはPiTaPaが完全後払い式のクレジットカードであるため即日発行できないことがICOCA一強の原因で、発行枚数を比較しても明白であるというのはとても有名な話で今更する話ではありませんが、しばしば関西民以外からはPiTaPaは入手困難でクソいなど言われるのがとても残念でなりません。PiTaPaはチャージを気にすること無く乗れるというのがとてもありがたいので、むしろこのシステムがJRにも広まってほしいぐらいです。

話はそれましたが、以上です。

入試終わってから散財しまくっているので、しばらくは緊縮財政で行きたいと思います…

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